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ジャズレコードの相場 

 8月 25, 2021

By  井ノ原 卓

ジャズレコードは、国内外にかかわらず、安定して高価で取引されている音楽分野だと思います。例えば、ジャズの王道である

ブルーノート

このレーベルは昔も今もダントツの人気です。オリジナル、なんていうのはなかなか手に入らないですが、アメリカ盤再発もの、でも状態が良ければそれなりの金額で売れていっています。また国内盤でも、キングレコードの70年代、80年代の再発レコード(特に帯付き)は、安定して高価格で売れています。

市場的には、日本国内、海外ともにジャズはよく売れているジャンルですが、海外市場のすごいのは、とにかく潜在ニーズが桁違いに大きい、ということです。日本の市場規模が1とすると、どうでしょう・・・最低でも20・・・へたするとそれ以上かな、と思います。

ブルーノート以外には、プレステージ、リヴァーサイド、というジャズレーベルは、ジャズの3大レーベルと言われるだけあって、ブルーノートの次にずっと人気があります。ただここ10年くらいで、ありえないくらいに高値になってきたジャズレーベルがあります。それは

TBM、スリー・ブラインド・マイス

と言われる日本のジャズレーベルです。1960年代から70年代にかけて日本人ジャズ・ミュージシャンが数多くの名盤を残した、知る人ぞ知るレーベルです。このTBM、15年ほど前までは全く市場価値がありませんでした。しかし・・・なぜか10年ほど前から、特に海外で人気が沸騰し、今では信じられないくらいの値段で取引されています。

鈴木薫のオランウータン、というアルバムなどはその最たるもので、帯付きで状態が良ければ、ヤフオクでも4万円以上で売れています!

ただ・・・ブルーノートだから高価で取引される・・・TBMだから高価になる・・・というわけではなく、その中でも、値段が付かないものもある、ということだけは覚えておいたほうがいいでしょう。また、当社の販売サイトでも、2年前の傾向と1年前、1年前と今年、というように、時期によって少しずつですが、販売価格も変動していっています。

そのあたり、もしあなたのジャズレコードの相場を知りたい、というご要望があればぜひ問い合わせくださいね!

井ノ原 卓 jazzkaitori.com


Takashi Inohara

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